2016年06月13日

雑踏

深い夜の底にいる
昨日がいつ訪れて
明日がどこへ過ぎゆくか
切り離されたやわらかな夜にいる

住み慣れたはずの街の景色が
まばたきするたび違って見える
アスファルトは新雪
踏み出せばもう帰れない

それでもやがて朝がきたなら
わたしはここから苦もなく未練もなく這いでて
生きている人のふりをして歩く
夜が恋しいのは
わたしだけじゃないと知っているから
息をわけあえる

posted by くまごろう at 16:09| WORDS:ブラウスと万華鏡 | 更新情報をチェックする
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