2016年03月06日

一杯のカプチーノ

かなしい かなしい と
羽音がする

ほこりほどの小さな虫では
部屋を横切るのも難儀のようで
ときおり深く空気に溺れる

くるしい くるしい と
助けを求めることはしないで
思い出したようにふとまた浮き上がる
なんのためにと問うこともしない

羽虫は飛んで
どこかへ消える

わたしは一杯のカプチーノのために
今日もはたらいている

posted by くまごろう at 14:20| WORDS:ブラウスと万華鏡 | 更新情報をチェックする
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